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ものがたり
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11月の開発記録 (2025)

ADC Bristolと技術書典19

2年ぶりにADCにオフライン参加してきました。今年のセッションはあんまり強い傾向の見えないラインアップだったように思いますが、強いて言えばAccessibilityまわりは充実していました。MIDI 2.0、空間オーディオ、AI技術あたりの話題は見ていません(AIはさすがに皆無ではない)。個人的に良かったのは最終日のキーノートでした。Strudelコミュニティの隆盛を紹介した話だったのですが、いろんな意味でフリーダムすぎるんだけど(「誰でも好きに変更できる。何なら全部消すこともできる」)、でもそれがうまく回っている、みたいな話で、めちゃくちゃ面白かったです。これは幅広く見られてほしいです。技術的なトピックとしては、 std::memory_orderの話をしているな??という感じでした。あと初日がワークショップと1トラックのセッションの並列進行だったので、ワークショップに興味のない自分はセッションをつまみ食いできてよかったです。

セッションの時間以外は今回は何かと政治的に(?)振る舞っていました:

あと他人と雑談しているときはMML to Tracktionでコレからコレを生成したのとか、技術書を売るイベントがあって早く帰らなきゃいけないんだ…こういうイベントでな…とそのまま技術書典を説明したり(「CLAPの本もあるのか!?」みたいになっていました)、そろそろ小ネタは困らなくなってきました。

日本からはDreamtonicsとRolandが出展していて(どちらも半分くらいは「日本から」ではないかも)、あとYAMAHA方面から参加者が来ているという感じでした。Dreamtonicsブースは会場に近かったので空いてるときは便利に立ち寄らせてもらいました(!?)

ADCから帰国したらすぐ技術書典19で(当日来てくださった皆様ありがとうございました)、1週間前に日本にいなくて既刊を自宅から発送できなかったり、当日はスタッフ業もあって早朝から夜まで…という感じでしんどかったのですが、何とか生きてます。今回は「理想のオーディオプラグインフォーマット」にGUIの章を追加しただけで新刊扱いなのですが、在庫切れしたMIDI-CIガイドブックを後から印刷して出すので(紙で売っているのは技術書典期間中だけ)、それだけやれば完了です。おつかれさまでした。

今月は大きなイベントだけでもKotlin Festとか東京楽器博とかJJUG CCCとかFOMとかいろいろ遊びに行ってたので、妙に忙しかったような気持ちでしたが、そんな余裕があったということは割と暇だったということかもしれません(?)

UAPMD & midicci progress

今月はADC参加期間以外の大部分をUAPMD開発に費やしていたのと、GUI関連をAI agentsにやらせて割と「プラグインフォーマットのようにドキュメントのある仕様を実装する」のにはだいぶ役に立つことがわかったので(あと基本APIを自分で策定していて変なものを他所からまるっと持ってこられないことがわかっているので)、今月はさらにいろいろやらせてみていて、だいぶ進展がありました。

先月は「Serum2が動くようになった!」「NI製品がだいたい死ぬ」というレベルでしたが、現時点でremidy-plugin-hostは手持ちのプラグインの大部分をインスタンス生成できています。AU版KontaktがGUI表示でクラッシュするのが目下の最大の問題で、VST3版は問題なく使えています。

各論的に改善点を挙げていくと、こんな感じです:

上記どの項目もどれももう少し細かく解説したほうが良い内容ではあるのですが、そこに無限に時間を割くわけにもいかないので、気が向いたら書けるものは書いていこうと思います。

だいぶいろいろ動くようになってはきたものの、GUIまわりでいくつか 問題が あるのと、MIDIイベントをどうプラグインに直渡ししつつ他のMIDIイベントをプラグインAPI呼び出しに変換していくのかという問題があるので、来月はその辺を片付けて、UAPMDをMIDI 2.0アプリケーションの基盤として使えるように周辺アプリケーションを整備していきたいところです。


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