CS2008: Finalize()
クリーンな環境を新たに作ることができたので、windowsビルドを試してみました。そしたら例のCS2008の嵐…これはcscでビルドしたmscorlib.dllを使ってmcsを実行すると発生するみたいですね。「使って」というのはたぶん-rで「参照して」ということだと思います(たぶんmcs.exeを実行するためにランタイムがロードするmscorlib.dllではないでしょう)。だからほとんどmcsでビルドしたmscorlibを使用している僕の環境ではすぐに出なくなったわけですね。
wait & see 〜 全文引用のリスク 〜
Lady.BUGさんとこで言及されているのを見て思ったのだけど、日常的にmono-*-listでもふつうのメールでも、全文引用しまくりのメールをやりとりしている僕としては、ちょっとブレーキを踏んでみたいところだ。ということで四規制力的に分析しようと思ったのだけど、市場とかアーキテクチャとかについては、別に考えることがなさそうなので…
まず全文引用をいわゆる「モラル」(規範)としてやってはいけない、とされているかどうか。これについて現代的に具体的なケースをふまえて考えてみよう。たとえば
- 全文を引用すると送受信サイズが増大して困る、という考え方がある。いや、送受信サイズは増大するし、今でもダイヤルアップでつなぐ人は少なくない(僕もそう)だからウソではない。しかし、mono-*-listでは、パッチは圧縮せず、フラットテキストとして送信することが求められる。ユニバーサルな理由であるとは考えられない。
- 全文引用している人はメールを読んでいない、みたいなことは、別にlady.bugさんに限った話ではなくて、たとえばうちのPaoloも、そいつらはカーソルキーとかBSの使い方を知らないんだ、みたいに非難しているのだけど、まあジョークの域を超える話ではないだろう。
- 全文引用されたメールを読むコストを相手に与えている、という議論もアリだと僕は思うけど(あんまし見ない)、これも実質的にどれほどのコストになっているかと考えてみると、少なくともデータ転送量よりは大した問題ではないはずだ。もしそんな奥深くに重要なコメントを埋めて、しかもちゃんと読め、直ちに読め、みたいな奴がいたら相手にする必要はないと思うけど、先頭に引用マークが付いていない行を探して数十行〜数百行pagedownするだけの行為は通常大した作業ではない(補足。っていうかコメント参照〜)。それもPDAみたいなのでメールチェックしていたら不可能だろうけど(PDAだけでメールチェックしてOKっていうビジネスパーソンのモラルはどうなの?)
次に著作権法上の問題。これは主に引用の問題になるのだけど、「公正な慣行に合致」していれば問題ない。さらに、通常パブリックなMLにおいて、そのMLに投稿される範囲において引用されることが著作権を侵害することになるというのは、著作者の追及が困難になるような引用の仕方をされた場合であって、それも多少困難である程度では、法的な問題とするのはいささか牽強付会であろう1。また、全文を引用されることは往々にしてあるものであり、それに対して常に「全文引用はやめてください」みたいなコメントがつくわけではないことを考えれば、全文引用しないことがMLの「慣行」である、と法律のコンテキストで主張するのはやはり牽強付会であるように思える。ていうか、そもそも著作権侵害である、などという攻撃はまともな人間の考えることじゃないと思う。
ていうか全文引用って、後からCcで追加された人に読ませるために付けたりするもんだと思ってたんだけど、気のせいですかそうですか。実行可能なソースをはっつけてくれ、というのと大して変わらん話だと思ってた。
そんなわけで、法に関しても規範に関しても補充性の原則を基調として生きているつもりの僕としては、全文引用を叩くというのは、理解に苦しむ部分が多い。
同じような議論で「ホームページをHPと書くな」という主張(もうさすがに居ねえか)について、僕は少なからず異論がある(というかそんなことを5,6年前に書いてたのだけど、もう昔のHPは消えてたりして)。たとえば単なるアルファベット2文字以下では商標登録で拒絶査定を受けるので、ヒューレット・パッカードと勘違いするという議論は筋違いですよ、とか2。
コメント
yaneurao — 04/11/2005 14:28:42
先頭に引用マークが付いていない行を探して数十行〜数百行pagedownするだけの行為は通常大した作業ではない。
これ、大した作業だと思います(ノω`)
「>」「<」等がその行にまじってると、引用行と同じ色になるメーラー(eg.Becky)だと、色で判別するわけにもいかないので、ざざっと流せないです。メーラーの問題カナ?
ladybug — 04/11/2005 14:29:40
「実行可能なソースを張ってくれ」というのは、内容を理解するために必要な情報の不足を補足してほしいわけで、Cc: で追加される人のための引用文と役割は同じですね。
それにたいしてビジネスやコミュニケーションのためのメールに付与される引用文は、定数1つの誤りを指摘するためにcheckoutしたプロジェクト全体を添付ファイルにしてるようなイメージがあります。
あと、技術者やその周辺ならともかくビジネスのメールをやりとりするような相手は、
先頭に引用マークが付いていない行を探して数十行〜数百行pagedownするだけの行為
なんてのは、超絶に難易度の高い作業かつ、時間的人的コストを必要とする難作業だと思います。少なくとも、日本の顧客層のビジネスマンたちは。
atsushieno — 04/11/2005 14:47:31
うーんなるほど確かに数百行のpagedownは、実際にやったらめんどうかもしれません。実際の業務では、100行も見ないうちに「あーこれ全文引用だな」って言って読むのやめちゃうでしょうね。
ladybug — 04/11/2005 14:51:47
uraさんと時間かぶった。
最近のMUAは色替えたりしてくれててわかりやすいから問題も減るかもしれませんね。
まあ、引用文が0の新規メールですら全部読まれない日々ですが。
あとは、二ヶ月ぐらい往来したメールって1万行超になるとか、そんなメールの冒頭に「以下の件について、引用文中にコメントを埋め込んでおります」とかで3代前の引用文ぐらいにコメントがあったりとか、極端かつ1回しかない出来事ですが、実際にあるんですよね。
あとは、同じメールに2人以上の人が返信したときのルールがいろいろあって面白いとか(笑
某社ではAさんのメールにBさんとCさんが返信した時、Bさんのメールに対する返信を書くDさんのメールは「本文+Bさんの全文+Aさんの全文+Cさんの全文+Aさんの全文」という構成の返信が来てました。
atsushieno — 04/11/2005 14:56:07
なるほどつまり
ビジネスやコミュニケーションのためのメール
というのがけっこう限定的なわけですね。僕はけっこう幅広くとらえてしまいました。^^;
同じメールに2人以上の人が返信したとき
ああこれ僕も似たような経験したことがあります。というかそういうメールが飛んできて、思わず引用ゼロで返してました。w
iks — 04/11/2005 20:02:02
HDD喰いますし(個人的事情だとバックアップ時間が伸びる)、結構条件を絞って検索したつもりでも複数のメールがヒットして煩わしいので、全文引用は遠慮してほしい方です。
偏見ですが、考えも無しに全文引用する人は、根本的に他人に対する思いやりが欠けてる傾向をみています。
無関係なメールに返信したり(スレッドが崩れる)、
他人の署名まで引用したのに自分の署名は付けなかったり(誰の話か見失う)、
全文引用の中に自分の文を埋め込んでみたり(探すのが面倒)、
複数メールを引用して下から読ませたり(区切りを探すのが苦痛)、引用記号と改行位置変更の嵐でほとんど判読不能だったり(当方は人間です)、
読むのが苦痛というメールが多くて。
atsushieno — 04/11/2005 20:31:55
うーん、それらは全文引用そのものがOKかNGかとは関係無いと思います。